物を見るときは水晶体というレンズが厚くなったり、薄くなったりすることで遠近のピントを合わせます。
カメラでいうとフォーカスを合わせるということですね。

厳密にいうと厚みを変えるのは水晶体ではなく、その周りに付く筋肉です。水晶体自体は厚みを変えることはできないので、「毛様体筋」という筋肉で調整されます。

この毛様体筋が上手く働かないとピントが調整できなくなり、視力が低下したりぼやけたりかすんだりしてしまいます。

そしてこの毛様体筋が疲れることによって目が疲れる「眼精疲労」になってしまいます。

つまり眼精疲労の原因はこの【毛様体筋】だということがいえます。

ただし全てが毛様体筋ではなく、眼精疲労は肩こりや首こり、自律神経の乱れから起こるものもありますので、全体的に診ていく必要があります。

眼精疲労の原因は先程お伝えした通り、毛様体筋の疲労とお伝えしましたが、今回は現代で特に重要視されている原因をお伝えしていきます。

《肩こりからくる眼精疲労》

眼精疲労のときは肩が凝っていることが多くはありませんか？眼精疲労は首の筋肉と深いかかわりを持ちます。さらに首の筋肉は肩甲骨にまで伸びるものが多くあります。

首の筋肉は頭蓋骨に付くため、目の周りの筋肉とも関係性を持ち、相互的に影響を与えます。

試しに目を動かしてみて下さい。
こめかみあたりが動きませんか？さらにはおでこや後頭部も気になりませんか？

肩こりがあると
「肩に筋肉が硬くなる」→「首も凝る」→「顔周りの影響も受ける」→「目の筋肉に影響を与える」→【眼精疲労】

こういった流れで肩こりから眼精疲労に繋がります。

《自律神経からくる眼精疲労》

自律神経は水晶体の厚みに直接的に影響を出します。水晶体に影響を出すということは毛様体筋にも影響が出てしまいます。

具体的にどういったことかと言いますと自律神経の働きに「水晶体の厚さの調節」というものがあります。
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられるのですが、交感神経が優位のときは水晶体が薄くなり、副交感神経が優位のときは厚くなります。

自律神経が乱れているとこのピントが上手く調整できなくなり、普段以上に毛様体筋を使うことになります。自律神経が乱れると必要以上に毛様体筋を使うので疲弊してしまい、眼精疲労に繋がってしまいます。

身体は休みたいのに自律神経が乱れ、交感神経が優位になると体を休めることができません。
こうなると体の疲れが取れにくくなり、眼精疲労どころかさらなる症状にも繋がりかねません。

眼精疲労の原因である肩こりと自律神経の乱れのどちらも対応できる施術方法があります。

【鍼灸施術】

鍼灸施術で首や肩の凝り固まった筋肉をほぐします。長年の凝りは奥深くまで固まっていることが多くありますので、マッサージでは届かない部分まで鍼灸で刺激していきます。

そして鍼灸施術は自律神経を整える効果も期待できます。鍼灸施術を行うことで副交感神経を優位にすることができるので、「リラックス」「睡眠の質向上」などにも効果的です。

さらには眼精疲労に効くツボに直接刺激が入れられるという点もあります。特に写真のような目の周辺には眼精疲労に効くツボが沢山あります。指では押せない部分なので、是非とも取り入れたい施術です。

また当院で行う『美容鍼』も効果的です。美容鍼と聞くと美容効果のみに着目されがちですが、実際は表情筋、眼輪筋といった眼精疲労に効果的なツボへの刺激も行うので、有効といえます。

【骨盤矯正】

大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院で行う骨盤矯正は骨盤のみの矯正ではなく、背骨の矯正も同時に行います。骨盤と背骨は繋がっていますので、どちらが整っていればいいではなく、どちらとも整っていなければいけないとなります。

首周りの矯正も行いますので、肩こりや首こりの緩和に繋がります。

また自律神経が乱れやすい方の特徴として「猫背」というのもあります。どうしても自律神経が乱れやすい方は体が丸まりやすく姿勢が崩れてしまいがちです。そういった状態に対してもアプローチができます。

眼精疲労は日常的にあるものなので、ついつい放置しがちです。
ですが、日々の疲労の蓄積で起こしてしまうので放置してしまえばしまうほど治りは悪くなってしまうといえます。

このご時世、パソコンやスマホは手放せないですよね？

今後も負担がかかり続けるとわかっているのでしたら早めに手を打っておくことをお勧めします。

しつこい眼精疲労でお困りの方は大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院にご相談ください。