手の痛み・痺れ
手の痛み・痺れとは|石山東洋鍼灸整骨院
手のしびれや痛みは、神経の圧迫や血流の悪化によって生じることが多い症状です。多くのケースでは、神経が何らかの原因で圧迫されたり、周囲の筋肉や関節の影響を受けたりすることで、手の感覚異常や痛みが発生します。
特に、手の神経は首から伸びており、そこから肩や脇、腕を通って指先へと広がっています。そのため、神経の通り道のどこかで圧迫や障害が起こると、手にしびれや痛みが現れることがあります。
また、神経と血管は並走しているため、神経症状とともに血流の低下によるだるさや冷えが生じることも少なくありません。
神経が圧迫されやすい部位|石山東洋鍼灸整骨院
神経が走行するルートの中で、特に圧迫を受けやすいポイントがいくつかあります。
① 首(胸郭出口症候群)
首の付け根には、腕や手へとつながる重要な神経が通っています。
この部分が狭くなったり、筋肉が硬くなったりすると、神経が圧迫され「胸郭出口症候群」と呼ばれる症状を引き起こします。首や肩のこり、腕のだるさ、しびれなどが特徴的な症状です。
② 脇(腋窩神経の圧迫)
脇の部分には、太い神経である腋窩(えきか)神経が通っています。この神経は肩の動きと深く関わっており、長時間同じ姿勢を続けたり、脇を強く締め付けるような動作が多いと、神経が圧迫されて手のしびれが生じることがあります。
③ 肘(尺骨神経の圧迫)
肘の内側には、尺骨神経が通っており、ここはとても圧迫を受けやすい部分です。例えば、肘を机に長時間ついていたり、肘を強くぶつけたときに「ビリッ」としびれる感覚が走るのは、この尺骨神経が刺激されているためです。
④ 手首(正中神経の圧迫)
手首の真下には、正中神経が通っています。この部分は「手根管(しゅこんかん)」と呼ばれるトンネルのような構造をしており、狭いスペースに神経や腱が密集しています。長時間のパソコン作業や、手首を酷使するような動作を繰り返すと、神経が圧迫され「手根管症候群」と呼ばれる症状が現れます。
神経の圧迫が起こる原因|石山東洋鍼灸整骨院
通常の生活では、神経が過度に圧迫されることは少ないですが、以下のような要因があると、神経への負担が増し、しびれや痛みが発生しやすくなります。
・長時間同じ姿勢を続ける(デスクワーク、スマホの長時間使用)
・猫背や巻き肩などの不良姿勢(首や肩の神経が圧迫される)
・重い荷物を持つ習慣がある(特に肩や肘への負担が増加)
・手や腕を頻繁に使う仕事やスポーツ(神経の炎症や負担が蓄積)
・加齢による筋力の低下や神経の変性(圧迫を受けやすくなる)
神経の圧迫による症状は、放置すると慢性化しやすいため、早めの対策やケアが重要です。適切なストレッチや施術を取り入れることで、症状の改善が期待できます。
手の痛み・痺れの治療|石山東洋鍼灸整骨院
手のしびれや痛みを引き起こしている神経の圧迫は、多くの場合、筋肉の緊張によって生じます。そのため、硬くなった筋肉をほぐし、柔軟性を取り戻すことで、圧迫を軽減し、症状を和らげることが可能です。
筋肉をほぐす方法には、さまざまな施術がありますが、特に効果的なのが 鍼灸治療・ハイボルテージ施術・骨盤矯正 です。
① 鍼灸治療で血流を改善
鍼灸を用いることで、施術した部位の血流が促進され、筋肉がリラックスしやすくなります。血行が改善されると、筋肉の緊張が和らぎ、神経への圧迫も軽減されるため、しびれや痛みの緩和が期待できます。
② ハイボルテージ施術で神経と筋肉をケア
ハイボルテージ治療は、電気刺激によって血流を増やし、筋肉の硬直を取り除く効果があります。さらに、この施術では神経にも直接アプローチできるため、神経の機能を活性化させることができ、しびれや痛みの改善が促されます。
③ 骨盤矯正で全身のバランスを整える
手のしびれや痛みが首の神経から来ている場合、骨盤矯正を行うことも重要です。骨盤は体の土台であり、骨盤の歪みがあると背骨全体のバランスが崩れ、それが首の動きにも影響を与えます。
首の可動域が悪くなると周囲の筋肉が緊張しやすくなり、結果として神経が圧迫されるのです。
骨盤を整えることで、背骨のアライメントも改善され、首周辺の筋肉の緊張が解消されるため、神経の通りがスムーズになります。こうしたアプローチにより、手のしびれや痛みの根本的な改善が期待できます。
手の神経症状は放置すると慢性化することがあるため、早めの施術を受けることが大切です。
もし手のしびれや痛みでお困りの方がいらっしゃいましたら、一度石山東洋鍼灸整骨院にご相談ください^^