腰椎椎間板ヘルニア
- 腰の痛み(鈍痛や鋭い痛み)。
- お尻や太もも、ふくらはぎに広がる痛みがある。
- 腰を曲げたり、重い物を持ち上げる際に痛みが強くなる。
- 長時間座っていたり立っていたら痛みが増す。
- 足やつま先がしびれる。
- 足が上がりにくい、力が入りにくい。
- 歩行時に足がもつれる、バランスを崩しやすい
腰椎ヘルニアとは|石山東洋鍼灸整骨院
ヘルニアとは、体内の臓器が本来の位置から飛び出してしまう状態を指します。
一般的には、臍ヘルニア(でべそ)や鼠径ヘルニア(脱腸)が知られていますが、これが背骨の椎間板に起こるものを「椎間板ヘルニア」と呼びます。

椎間板は背骨の骨と骨の間にあるクッションのような役割を持ち、背骨をしなやかに動かしつつ負担を軽減しています。
背骨は頚椎、胸椎、腰椎の3つに分かれ、その間にはすべて椎間板がありますが、特に動きが多く負担がかかりやすい頚椎と腰椎でヘルニアが生じやすいです。
中でも腰椎は動きが大きく、体重の数倍の負荷がかかるため、腰部のヘルニアが起こるケースが多くみられます。
腰部の椎間板ヘルニアが発症すると、突出した椎間板が神経を圧迫し、その神経が通る箇所に痛みや痺れが出ることがあります。
ヘルニアは急激に発症するものではなく、初期症状として腰痛が現れることが多いです。
腰痛が進行し、次第に足の痺れや痛みを伴う状態になる場合があります。
そのため、腰痛を感じた段階でヘルニアに移行しないように予防することが重要です。
ヘルニアの原因は|石山東洋鍼灸整骨院
椎間板ヘルニアの主な原因は椎間板にかかる過度な圧力です。
椎間板は内部の髄核という柔らかい組織とそれを囲む線維輪という硬い組織で構成されています。

強い圧力がかかると、線維輪が損傷し、髄核が外へ押し出されます。
この突出した髄核が神経を圧迫すると、神経が支配する部分に痛みやしびれが現れたり、動きに制限がかかることになります。
ヘルニアは腰痛と一緒に発生することがよくあります。
腰痛によって椎間板に過剰な負担がかかりその結果、椎間板が破損し髄核が突出して神経に触れることになるのです。
腰痛がある状態で、椎間板にかかる圧力が継続すると、ヘルニアが発生するリスクは高まります。そのため、腰痛が発生した時点で、ヘルニアの予防に努めることが重要です。
放っておいてもヘルニアがなかなか良くならない理由|石山東洋鍼灸整骨院

病院で処方される注射や痛み止めは一時的に痛みを和らげるものに過ぎず、ヘルニアそのものを治すことはできません。
症状を根本から解消するには、ヘルニアの原因を取り除く必要があります。
適切な施術により、原因を突き止めて治療することが大切です。
■マッサージだけでは効果が不十分
椎間板が突出する原因は上下の骨に挟まれて圧迫されることです。
そのため、筋肉をほぐすマッサージだけでは、椎間板への圧迫を解消できません。
むしろ、間違ったマッサージは髄核をさらに突出させ、症状を悪化させるリスクがあります。
自己判断でのマッサージや知識の無い方にマッサージをしてもらうのはやめておきましょう。
腰椎ヘルニアの施術方法|石山東洋鍼灸整骨院
当院で行う検査方法
1. 姿勢とバランスのチェック
まず立位で正面・側面・後方の姿勢を観察し、肩や骨盤の高さ、背骨のゆがみ(猫背・反り腰など)を総合的に確認します。さらに歩行や立ち方のクセ、左右の脚長差を簡易的にチェックし、身体全体のバランスの崩れや生活習慣による負荷を把握します。
2. 関節の可動域テスト
股関節・腰・首・肩など主要な関節を、ゆっくりと動かしてもらいながら可動域を測定。左右の動きや可動域の広さ・狭さ、痛みの有無を細かくチェックすることで、どの関節や筋肉が制限されているかを特定します。
3. 触診による筋・骨の状態確認
骨盤周囲や肩関節、手首・膝などの関節まわりを手で軽く押して、硬さ・張り・炎症サインを探ります。筋肉の緊張やトリガーポイント(痛みの引き金となる部位)の有無を触覚で捉え、問題箇所をピンポイントで見つけ出します。
4. 神経症状のスクリーニング
首や腰を特定の角度に動かしたり、軽い圧迫や引き伸ばしを加え、しびれや放散痛、だるさなどの神経症状が誘発されるかを確認。動きに伴う症状の出現パターンから、神経根や坐骨神経などの圧迫・炎症の可能性を絞り込みます。
5. 東洋医学的な体質評価
お腹(腹部)に手を当てて硬さ・冷え・拍動を感じ取り、内臓や自律神経の状態を診断します。合わせて手首で脈を触れ(脈診)、舌の色や舌苔(ぜったい)の状態を観察し、「気・血・水」のバランスや虚実のタイプを判定します。
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これらの検査を組み合わせ、痛みや不調の原因を多角的に分析したうえで、最適な施術プランをご提案します。
→ 詳しい検査方法の詳細はこちら
超音波施術
超音波施術は、専用の機器を使って、筋肉や関節、靭帯などの深部組織に音波や電気の刺激を与えることで、痛みやこわばりを和らげ、回復をサポートする施術です。手では届きにくい体の奥の組織にまで刺激を届けられるのが大きな特長で、スポーツによるケガや慢性的な不調など、幅広いケースに対応しています。

1秒間に100〜300万回の振動を与える「ミクロマッサージ作用」により、細かい細胞レベルの刺激を届けることで、筋肉の緊張やむくみを和らげたり、関節の動きをスムーズにしたりすることが可能です。
また、150V以上の電気刺激(ハイボルテージ)を使うことで、深部までしっかりとアプローチし、不快感の軽減や回復力の促進も目指します。
さらに、音波の振動が発する「温熱効果」によって、血流が良くなり、慢性的なだるさや筋肉の張り感が軽くなったり、組織の柔軟性が高まったりすることもあります。
痛みがある場合や、運動後の張り、回復のサポートが必要なときには、電気の設定を切り替えながら、刺激の強さや深さを調整して使用します。
施術の際は、患部に専用のジェルを塗り、機器の先端(プローブ)をゆっくりと滑らせながら照射していきます。症状に応じて、関節を動かしながら行うこともありますので、より実際の動きに近い状態でのアプローチが可能です。
急性の痛みから慢性的な違和感まで、幅広い不調に対して“届きにくいところまで届ける”サポート施術として活用されています。
手技療法(マッサージ)
当院の手技療法は、筋肉・筋膜・関節といった身体の組織に対して、解剖学的な知識をもとに行う本格的な施術です。
表層の筋肉だけでなく、コリやハリの原因となる深層筋にも的確にアプローチし、全身のバランスを整えていきます。
指や手のひらで筋肉の流れに沿って圧をかけ、筋肉の緊張をゆるめながら、血流やリンパの流れを促進。

これにより、慢性的な肩こりや腰の重さ、背中のハリなどがやわらぎ、身体全体の動かしやすさや軽さが実感できるようになります。
また、施術中はお一人おひとりの状態に合わせて、ツボへの刺激や筋膜のリリースといった手法も取り入れます。これにより、神経の働きがスムーズになり、首・肩まわりの可動域が広がったり、眼精疲労や睡眠の質にも良い影響が現れるケースがあります。
「なんとなく身体がだるい」「疲れが抜けにくい」「肩や腰がいつも重たい」など、原因がはっきりしない不調にも幅広く対応できるのが特長です。単なるリラクゼーションではなく、日常生活の不快感や違和感にしっかり向き合うマッサージとして、多くの方にご利用いただいています。
永田式 背骨・骨盤全身矯正

永田式の矯正プログラムは、「骨盤」「背骨」という身体の土台部分に注目し、全身の構造バランスを根本から整えることを目的とした施術です。
姿勢のクセや筋力の左右差、デスクワークやスマホ使用による前傾姿勢、さらには産後の体の変化など、現代人の多くが抱える「ゆがみ」に対して、安全でやさしい矯正法を用いてアプローチします。
当院では、いわゆる“バキバキ”“ぽきぽき”と鳴らすような刺激のある矯正を基本としています。ただし、その刺激が怖い・苦手という方には、身体の状態に合わせたソフトな調整も行っており、無理のない範囲で施術を進めていきます。
骨格のアライメント(並び)を整えるだけでなく、必要に応じて筋肉や関節への手技も組み合わせることで、身体全体の協調性を引き出す施術です。
骨盤や背骨のゆがみが整うと、姿勢が自然と正され、呼吸が深くなったり、立ち座りの動作がスムーズになったりする変化が見られることもあります。また、自律神経のバランスが整いやすくなり、不眠や疲れやすさ、頭の重さといった症状の改善が期待できるのも特長の一つです。
「猫背が気になる」「出産後から体調が安定しない」「左右の肩の高さが違う」「慢性的に腰や膝が重い」など、身体の歪みや不調を感じている方に、ぜひ受けていただきたい施術です。
鍼灸施術
鍼灸施術は、東洋医学の考えに基づき、身体のバランスを整えながら不調の改善を目指す伝統的な手法です。専用の「鍼(はり)」や「お灸」を使って、体表にあるツボ(経穴)を刺激することで、めぐりを促し、心身の不調にやさしく働きかけます。
使用する鍼は、髪の毛ほどの細さで、注射針とはまったく異なるやわらかい刺激が特徴です。

多くの方が「思ったより痛くなかった」「むしろ心地よかった」と感じられるほどで、リラックスした状態で受けていただけます。
お灸は、もぐさ(艾)を使って温かさを与えるもので、じんわりとした熱が体に心地よく伝わり、冷えや緊張のある部分にも穏やかに作用します。
鍼灸は、もともと人に備わっている「自分で整える力(自然回復力)」や「めぐりの調整機能」を高めるとされており、関節の違和感や冷え、しびれ、緊張性の頭痛や不眠、生理痛など、さまざまな不調に幅広く対応しています。世界保健機関(WHO)でも多くの症状に対して鍼灸の有用性が認められており、慢性的な悩みを抱える方にも安心して受けていただける施術です。
また、当院では使い捨て(ディスポーザブル)の鍼を使用し、毎回必ず新しいものに交換しています。さらに衛生面に配慮し、施術前の鍼はすべて専用の滅菌保管庫で管理。安心・安全な環境で、心地よく施術を受けていただけるよう徹底しています。
「なんとなく体が整わない」「薬に頼らずにバランスを整えたい」そんな方にもおすすめの自然派ケアです。
大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院では患者様の症状に応じて施術内容を選択していきます。
痛みや痺れが強く、歩行が困難な場合はまず、【鍼灸施術】を行い、症状の軽減を目指します。

鍼灸は筋肉の緊張を和らげ、神経を圧迫している筋肉を緩めることで痛み・痺れが軽減します。
また、全身のツボを利用した施術で、局所だけでなく全身の調整を図ります。
症状が改善してきた段階でヘルニアの根本原因である椎間板の突出を抑えるために骨盤や背骨の歪みを整える【骨盤矯正】を行います。

適切なカウンセリングで歪みや動きの問題を確認し、症状に合わせた矯正を行います。
上下の骨の動きを整えることで髄核に逃げ場を作り、神経への圧迫を軽減します。
ヘルニアと言われても大丈夫|石山東洋鍼灸整骨院
ヘルニアといわれても程度にはよりますが、安心してください!
腰が痛くなくてもレントゲンやMRIを撮るとヘルニアといわれる方は多いです。

先にも書いたように、ヘルニアとは椎間板が逸脱している状態を言いますので、レントゲンやMRIでヘルニアが見られればお医者さんは「ヘルニアです」というしかありません。
それが意味するのは「ヘルニア(逸脱)が見られます。ですが、これが症状の原因とは言い切れません。」
これがほんとは伝えたいところでしょうが、それを言っては元も子もありませんので診断結果を伝えるだけということです。
なので、お医者さんにヘルニアといわれても今の状態を告げられているだけで症状がヘルニアからくるもの。という認識にはなりません。
よっぽどヘルニアが神経を圧迫しているのが原因ならまずお医者さんは手術の話を出すと思います。
なので手術を勧められていない場合は他に原因がある可能性があるので大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院へご来院ください。
しっかりと今の症状を調べさせていただき原因を見つけ適切な施術をさせていただきます。

















