顎関節症
- 口を開けると音がする
- 引っかかりを感じるようになった
- 物を嚙むときに痛みが出る
- 歯ぎしりがひどいと言われたことがある
- 朝起きたら顎が疲れている
顎関節症とは|石山東洋鍼灸整骨院
顎関節症とは何らかの原因で口の開閉時に痛みや日常に支障が出てしまう状態のことです。
症状は様々で「口が開きにくい」「物を噛むときに痛みが出る」「外れるような感覚がある」など。
歯ぎしりや噛み締めが強くなるという特徴もあります。
ではどうしてそういった症状が出るのか解説していきます。
顎関節というのは顎の骨と頭蓋骨で繋がっている関節です。
画像で見てもらえばわかりますが、溝にハマるような形で繋がっています。
そして顎関節症には関節に問題があるケースと筋肉に問題があるケースの2種類あります。
関節は理解できるが、筋肉は理解しにくいかもしれません。
分けて解説していきますね。
顎関節症のメカニズム|石山東洋鍼灸整骨院
《関節に問題があるケース》
顎関節の中には「関節円板」という軟骨があります。
いわば関節を円滑に動かすためのクッション材です。
その軟骨は顎関節が動くたびにクッションとなってくれているのですが、その関節円板が挟まったりと上手く機能しないことがあります。
そして顎というのは「食べる」「話す」「うがいする」など日常的に絶えず使っている関節ですので、負担は大きくなってしまいます。
そういったときに顎関節症になってしまいます。
《筋肉に問題があるケース》
顎周りの筋肉は力が強く、スタミナのあるものが多くあります。
大型動物に噛まれたら人間の骨も簡単に砕いてしまうなんて言いますよね。
さすがにそこまでは強くはないですが、非常に力のある筋肉が存在します。
そのような顎周りの筋肉も日常的に使いすぎると疲労も溜まり、痛みに移行することもあります。
例えば、固いもの食べていると顎が痛くなったり、笑いすぎて顎がつりそうになるなんてこともあると思います。
これらも顎周りの筋肉を使いすぎているからなのです。
顎は日常生活で話したり、食事を取ったりなどで何千回何万回と動かすことになり、常に疲労しているはずです。
ですが、常に疲れている状態では話にならないので、筋肉的にも強く作られているわけです。
そんな筋肉にも限界がありますので、その限界を超えたときに痛みとして出てしまうのです。
顎関節症の原因|石山東洋鍼灸整骨院
顎関節症の原因の大半は筋肉の硬さです。
先程のメカニズムのところでもお伝えしましたが、顎周りの筋肉は強く作られているからこそすぐには症状として現れません。
限界を超えたときには既にかなりの負担が筋肉にはかかっているということがわかります。
ですので、顎関節症の症状を良くしていくためにはどうしても時間がかかってしまうのです。
そしてもう一つの原因は「肩こり・首こり」です。
顎関節のすぐ後ろには首があります。首の症状があったり、肩こりがひどかったり、首の動きが悪かったりすると顎関節にまで負担がかかります。
顎関節を動かすための筋肉は顎の骨と首の骨に付きます。ですので、首の凝りがひどいと顎にまで影響してしまうということなのです。
人間は症状や動きが悪ければ近くの他の関節や筋肉でかばうということが頻繁にあります。
顎関節でいうと首の関節や筋肉です。
大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院では顎関節症を診るとき必ず首の状態も確認していきます。
首の症状を改善していくと顎の症状も和らぐことが多くあるからです。
顎関節症の施術方法|石山東洋鍼灸整骨院
では具体的に顎関節症の施術方法をお伝えしていきます。
まずは顎周りの筋肉を緩める施術は【鍼灸施術】が効果的です。
顎関節に関係する筋肉は小さく細かな筋肉が多数を占めます。
ですので、手技では原因の筋肉を狙いにくくなります。
鍼灸では顎周りに直接アプローチができ、かつ微弱な電流も流すことで固まった筋肉を緩めることができます。
同時に首や肩の凝りに対しても鍼灸を行っていきます。
筋肉を緩めるためには鍼灸だけではなく、【超音波ハイボルテージ施術】も有効です。
ハイボルテージ施術も微弱な電流を流し、凝り固まった筋肉を緩めることができます。
そして先程もお伝えしたように顎関節の動きが悪ければ他の関節でかばってしまうことがあります。
顎関節でいうと首の関節です。
そういった場合は頚椎の動きを作っていく目的で【骨盤矯正】を行います。
大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院では骨盤矯正とは言いますが、骨盤矯正だけではなく首を含む背骨の矯正も行っていきます。
体全体を整えることで全身の動きを改善させることができます。
顎関節症の方には顎自体の矯正もありますので、状態を把握したうえで決定していきます。
顎関節症にならないための予防法|石山東洋鍼灸整骨院
顎関節症になる方は何らかの顎への負担が人一倍あるからと言えます。
ですので、顎に負担のかかる日常動作を何点かお伝えしておきますので、是非予防策として実践してみて下さい。
〇頬杖をよくつく
〇柔らかいものを好む
〇嚙み合わせがよくない
〇寝るときにうつ伏せで横を向く癖がある
これらの日常動作も顎に負担がかかることになるので、できるだけ控えるようにしましょう。
顎関節は日常生活で使用頻度の高い関節になります。
そのため顎関節症になると日常生活に支障が出るというお声を多く耳にします。
そうならないためにも顎関節症を今の段階から施術しておきましょう。