すべり症
- 腰の痛みが長く続いている
- お尻や足にかけて痛みが出る
- お尻や足にかけて痛みではなく痺れがある
- 腰から下のだるさが強い
- 体を反ると痛みが出る
- 動くと症状が強くなる
- 安静にしていると楽に感じる
すべり症とは|石山東洋鍼灸整骨院
すべり症という症状を聞いたことはありますか?
【お子様が病院ですべり症と言われたことがある方】
【昔にすべり症と言われたことがある方】
すべり症は首の「頚椎すべり症」と腰の「腰椎すべり症」の2つに分かれます。
すべり症というくらいなので“何かが滑っている„というのは確かなのですが、一体何が滑っているのでしょうか。
まず背骨というのは画像のように1個1個の骨が積み木のように積み重なってできています。
その1個1個の間に椎間板というクッションがあるのですが、その背骨の連続性が崩れると椎間板ごと滑ってしまいます。
この画像のような状態がすべり症なのですが、見てもらうとわかる通り元の位置より背骨が前に出てしまっています。そうなると筋肉に負担をかけ痛みが出てしまうのです。
さらにはその周りの神経や血管にまで影響が出てしまうと痺れやだるさ、冷えといった症状にも繋がってしまいます。
すべり症の原因|石山東洋鍼灸整骨院
すべり症の原因はその方の生活様式やお仕事内容によって違ってきますが、すべり症の方に多く見られるのは『反り腰』であることです。
本来、人間の腰は軽く前側に反っている状態なのですが、それが何らかの原因により腰の反り具合が強くなった状態です。
つまりは不良姿勢であるいうことになります。
先程のすべり症の画像でもわかるように反り腰だと腰の骨が前の方に滑りやすくなります。
それに加えて繰り返しの重労働や同姿勢の連続などで腰の前弯という反り具合が増してしまいます。
それが日常的に繰り返されていくと反り腰が強くなり、知らないうちにすべり症に移行してしまうということなのです。
次に小学生くらいの年齢にも好発しやすい理由をお伝えします。
小学生という時期は何かを始める時期です。スポーツや習い事など体が成長する時期に身体も動かすということが増えます。
スポーツの中でも特に野球。すべり症が一番多いスポーツといえます。
野球を経験された方はわかると思いますが、ゴロを捕るときに「腰を落とせ!」と言われましたよね。
これは「たまらん守備」で有名なプロ野球の源田壮亮選手。
このように腰を落とすことができればいいのですが、なかなか腰は落とせないもの。
腰を落とせないどうなるのか。
では皆さんもやってみましょう。
その姿勢からお尻を落として、前を向いて・・・・・
どうですか?
腰が反ってしまってませんか?
股関節が固い方はよりわかりやすいかもしれません。
小学生くらいになってくると体の柔軟性も個人差が出てきます。
その状態で股関節が固い子に無理に腰を落とすような指導をすると無意識に上体を起こします。その姿勢が反り腰になり、その練習ばかりをするとすべり症になってしまいます。
なので、野球というスポーツはすべり症が多いと言われています。
もちろん他のスポーツでも競技特性や動作などからすべり症になることも十分に考えられるので、すべり症と診断されたのでしたらしっかり施術をして治しましょう。
すべり症の症状|石山東洋鍼灸整骨院
すべり症の症状は大きく分けると2つです。
①腰痛
腰痛は徐々に滑っている腰の骨が筋肉も一緒に引っ張りながら滑るので、筋肉は硬くなってしまいます。その筋肉の突っ張りから痛みを発してしまい、腰痛となってしまいます。
②足のしびれ
背骨周りには非常に重要な神経が張り巡らされています。先程もお伝えした通り、滑った先にその神経があると神経の走行に沿ってしびれが出てしまいます。
神経の走行というのは太ももの裏や太ももの横側、ふくらはぎ、足の甲など様々です。このしびれが強い場合は病院ですべり度合いを診てもらい、最悪の場合は手術となることもあります。
すべり症の施術方法|石山東洋鍼灸整骨院
では具体的にどういった方法ですべり症を治していくのか。
筋肉が硬い状態に対しては筋肉を緩めるような施術を行います。
大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院では【鍼灸施術】と【超音波ハイボルテージ施術】で対応していきます。
これらの施術は両方とも深部の筋肉をほぐし、血流をあげることにより筋肉の硬さの原因である疲労物質や発痛物質を滞りなく流してくれます。
神経も圧迫を受けた状態では機能が落ちていますので、血流を促進することで神経も機能回復し、しびれが緩和することが期待できます。
そしてすべり症は一種の歪みです。
そのため【骨盤矯正】をすることで症状を緩和できます。
そもそも滑っている関節は動きが悪くなり、さらにその1個上とそのまた1個上、1個下とそのまた1個下の関節にまで動きが悪くなってしまいます。
そういった動きの悪い関節に動きを強制的に作ってあげることで症状が緩和されます。
滑っている状態で筋肉もカチカチになっており、その筋肉も関節の動きを作ることで緊張を解くことができます。
すべり症を防ぐためには日頃からのこまめなケアが必須となります。
極力同じ姿勢を取らない、反り腰にならない、重労働をし過ぎない、腰の筋肉を柔らかくしておく。
昔にすべり症と診断されて諦めているという方も今からしっかり施術をしていけば改善されますので、できる限り早めに施術を行っていきましょう。