「リスフラン靭帯損傷」とは、足の甲の中央部分にある関節（リスフラン関節）を支える靭帯が伸びたり、切れたりしてしまうケガのことを指します。

このリスフラン関節は、中足骨（足の指の付け根の骨）と足の根元の骨（楔状骨・立方骨）をつないでおり、歩く・走る・踏み込むなどの動作で非常に重要な役割を果たしています。

一見すると「足の甲を捻挫しただけ」と思われがちですが、

リスフラン靭帯損傷は重症化しやすく、放置すると足のアーチ（土踏まず）が崩れることもあるため、早期の診断と治療が必要です。

リスフラン靭帯損傷は、スポーツや転倒、事故などで足の甲に強いねじれや圧力が加わることで発生します。

代表的な原因は次の通りです。

・サッカーやバスケットボールなどで足をひねる

・高いところからジャンプや転落で着地した際に足を強く着く

・重いものを足の上に落としてしまう

・自転車・バイク・交通事故などの強い外力

・転倒時に足の甲を強くねじった

このような動作で、足の中足部（甲の真ん中）に過度の力が加わると、靭帯が損傷し関節が不安定になります。

リスフラン靭帯損傷では、次のような症状が現れます。

・足の甲の中央部分に強い痛み

・歩くと痛い、体重をかけると激痛

・足の甲の腫れ、内出血（あざ）

・足の形が変形して見えることがある

・足を動かすと「ズレる」ような違和感

・靴を履くと痛くて入らない

・踏み込む動作で痛みが強まる

・つま先立ちができない

・捻挫よりも回復が遅い

・時間が経つにつれて痛みや腫れが増す

これらの症状がある場合、「軽い捻挫」と思って放置してしまうと、関節がズレたまま治ってしまい、慢性的な痛みや変形につながることがあります。

リスフラン靭帯損傷は、見た目が軽い怪我に見えても後遺症を残す可能性がある点が非常に重要です。

放置や自己判断で様子を見ることで、以下のような問題が起こります。

・足のアーチ（土踏まず）が崩れ、扁平足状の変形が残る

・歩行時に足の中央が常に痛むようになる

・関節の変形性関節症を発症し、痛みが慢性化

・長時間の歩行や立ち仕事が困難になる

・将来的にスポーツ復帰が難しくなる

このように、リスフラン損傷は「捻挫とは違う深刻な靭帯損傷」であり、できるだけ早期の処置が重要です。

大津市石山の石山東洋鍼灸整骨院では、リスフラン靭帯損傷に対して損傷の程度に応じた適切な施術とリハビリを行っています。

① 初期の炎症・痛みを抑える

・超音波ハイボルテージ治療器による深部の炎症軽減、腫れや内出血の改善

・必要に応じてテーピング固定で安静保持

早期に炎症をコントロールすることで、回復を早めることができます。

②回復期のリハビリと再発予防

・炎症が落ち着いた後は、足の筋力トレーニング、バランス・体重移動の練習

・正しい歩行姿勢の指導

を通じて再発防止を行います。

再受傷を防ぐために、リハビリ期間をしっかり設けることが大切です。

③鍼灸治療による血流改善と回復促進

石山東洋鍼灸整骨院では、鍼灸治療も併用します。

鍼灸によって足部の血流を改善し、靭帯の修復を促進・痛みを和らげる効果が期待できます。

慢性的な痛みが残るケースでも有効です。

リスフラン靭帯損傷は、足の甲の中央を支える重要な靭帯の損傷であり、放置すると変形や慢性痛につながることもある、見逃してはいけないケガです。

足の甲の痛み・腫れ・あざ、歩行や踏み込み時の強い痛み、長引く「捻挫のような症状」

これらがある場合は、早めに専門家に相談しましょう。

石山東洋鍼灸整骨院では、徒手検査・物理療法・鍼灸・リハビリを組み合わせて、症状の早期改善と再発防止をサポートいたします。

痛みを我慢せず、早めのご来院をおすすめします。

石山東洋鍼灸整骨院では、一人ひとりの症状に合わせた根本的な改善プランをご提案いたします！