今回は「腰痛」について、東洋医学と現代医学の両方の視点からお話ししていこうと思います。

 

こんにちは。大津市石山・瀬田にある石山東洋鍼灸整骨院鍼灸師の蒲原です(^▽^)/

 

 

 

「腰が痛くて朝つらい」「長時間座ってると立ち上がれない」なんて声、ほんとによく聞きますよね。

 

 

 

◆ 腰痛の原因って？

 

 

腰痛の原因はひとことで言えないほど様々です。大きく分けると…

 

 

▶︎ 構造的な問題（西洋医学的視点）

 

• 筋肉の過緊張（特に腰部多裂筋、腸腰筋）

 

• 椎間板の変性（いわゆる椎間板ヘルニア）

 

• 関節の動きの制限（仙腸関節障害など）

 

 

 

▶︎ エネルギーの流れの問題（東洋医学的視点）

 

• 腎の虚（エネルギー不足）

 

• 肝の滞り（ストレスによる気の流れの悪化）

 

• 経絡の流れの不調（膀胱経・腎経・督脈などが関係）

 

 

 

 

◆ 腰痛に対する治療法

 

 

腰痛の治療は、いかに“原因にアプローチできるか”が鍵です。

 

【1】経絡治療（東洋医学的アプローチ）

 

例えば、腎虚タイプの腰痛なら、腎経の要穴を使って補腎することで、体の深部からエネルギーを満たして痛みを改善していきます。

 

また、ストレスが原因で気の流れが滞っているようなタイプには、肝経の調整も効果的です。

 

 

 

【2】手技療法やストレッチ（現代的なアプローチ）

 

 

筋膜リリースやトリガーポイント治療なども効果的です。

 

ただし、「ほぐせば治る」という単純なものではなく、全身のバランスを見る必要があります。

 

 

 

【3】超音波治療

 

 

腰痛治療にも有効です！

 

◆ 超音波治療ってなに？

超音波治療とは、高周波の音波を患部に当てて、深部組織を温めたり、細胞の修復を促進したりする治療法です。

 

特に腰部の深い筋肉（腸腰筋や腰方形筋など）へのアプローチができるのが特徴。

 

 

 

 

✦ 効果としては…

 

 

• 血流改善 → 筋緊張の緩和

 

• 細胞修復 → 炎症の早期回復

 

• 鎮痛作用 → 神経の興奮を抑える

 

 

例えば、「鍼＋超音波」の組み合わせは、経絡的な流れを整えながら物理的なアプローチもできて、回復スピードが格段に上がることも。

 

 

 

◆ 腰痛は「その人の今」が現れる場所

 

 

腰は、文字通り「からだの要（かなめ）」です。

 

 

東洋医学では「腎は生命の源」と言われていますが、腎は腰とも深くつながっていると考えられています。

 

 

つまり、腰が痛いということは、その人の今の体力・気力・ストレス・生活習慣のすべてが現れているんです。

 

 

 

◆ 最後に：腰痛で悩んでいるあなたへ

 

 

腰痛は、放っておいてもなかなか良くなりません。

 

 

もし、「朝がつらい」「立ち仕事で腰が抜けそう」「ストレッチしても変わらない」などあれば、

 

 

体の奥の声を聞いて、根本から整えることが必要かもしれません。

 

 

鍼灸や超音波治療を通して、あなた本来のバランスを取り戻していきましょう。

 

 

気になる方は、いつでもご相談くださいね。