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全身性エリテマトーデス(SLE)

SLEってどんな病気?|石山東洋鍼灸整骨院

全身性エリテマトーデス(SLE)は、身体を守るはずの免疫が、逆に自分の細胞や臓器を攻撃してしまう「自己免疫疾患」のひとつです。

 

皮膚、関節、腎臓、血液、神経など、身体のいろいろな場所に炎症が起こることがあります。

 

原因ははっきりしていませんが、ホルモン、紫外線、ストレス、遺伝などが関わっていると言われています。特に20〜40代の女性に多くみられます。

 

SLEのやっかいな点は「体調の波が大きいこと」です。

 

良い時期と悪い時期を繰り返すのが特徴で、症状の出方も人によって全然違います。このため、医師による薬でのコントロールと、日常生活での体調管理がとても大切になります

SLEでよくある症状|石山東洋鍼灸整骨院

SLEに多い症状として、次のようなものがあります。

 

 ・関節の痛み・腫れ
  特に手指や手首、膝に出やすく、こわばりを感じることもあります。

 

 ・皮膚症状(蝶形紅斑・発疹など)
  紫外線で悪化するケースが多く、顔や体に赤みが出やすくなります。

 

 ・疲れやすさ・倦怠感
  「寝ても疲れが取れない」という訴えが多く、生活のしんどさにつながりやすい症状です。

 

 ・微熱が続く・体がほてる感じ

 

 ・腎臓の症状(ループス腎炎)
  むくみ、尿の異常、だるさなどから気づかれます。

これらの症状は医学的にもよく報告されており、再燃(悪化)と寛解(落ち着く)が波のように現れることが、SLEに特有の特徴です。

鍼灸で期待できること|石山東洋鍼灸整骨院

ここからは、「研究で確認されている鍼灸の効果」についてわかりやすく説明します。

 

2023年には、SLE患者の514人を対象にした研究のまとめが発表されました。

 

この研究によると、

 ・鍼灸+薬の治療を受けたグループの方が薬だけのグループより症状の改善が多かった

 

 ・血液検査(免疫のバランス、炎症の数値など)が良くなる傾向があった

 

 ・腎臓の炎症に関係する数値(尿たんぱく・腎機能)が改善した報告もあった

とされています。

 

また、2009年の小さな研究では、「10回の鍼灸で痛みや疲労が改善し、重大な副作用はなかった」という結果もあります。

つまり、現時点の研究からわかるのは、

鍼灸はSLEそのものを治す治療ではないが、痛み・疲労・睡眠の質・自律神経の乱れなどを改善し、日常生活を楽にする“補助療法”としては有望である

ということです。

 

東洋医学的には、「気血の巡り」「自律神経の調整」「冷えの改善」などからアプローチし、体調の波を穏やかにすることを目指します。

鍼灸を受けるときの注意点|石山東洋鍼灸整骨院

論文では「鍼灸は比較的安全」とされていますが、SLEは症状の変化が大きい病気のため、次の点を大切にしています。

 

 ・医師の治療(薬)は必ず継続する

 

 ・発熱・強い炎症がある日・強い倦怠感の時は施術を控える

 

 ・その日の体調に合わせて刺激量を調整する

 

 ・無理のないペースで続ける(体調の波を見ながら)

 

定期的にケアを続けることで、

「悪くなりかけのサインに早めに気づける」「痛みや疲れがたまりにくくなる」

など、体調管理のサポートになることがあります。

よくある質問|石山東洋鍼灸整骨院

Q1. SLEでも鍼灸は受けても大丈夫?

→ 研究でも重大な副作用は報告されておらず、比較的安全とされています。ただし、その日の症状(炎症・発熱など)を見ながら施術を調整します。

 

Q2. 鍼灸を続けるとどんな変化がありますか?

→ 痛み・倦怠感・睡眠の質・ストレス・冷えなどが改善しやすく、生活のしんどさが軽くなるケースがあります。腎機能の数値改善を示した研究もあります。

 

Q3. 薬を減らしたり、やめたりできますか?

→ 鍼灸だけで薬を減らすことはできません。薬物治療は必須で、鍼灸はあくまで“補助的なケア”として考えてください。

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