大津市の石山にある石山東洋鍼灸整骨院の熊本です!
本日は来られている方の実際の症状や経過について紹介していきます!
【症例報告】40代男性|長時間の座り仕事による坐骨神経痛
1.来院の背景
40代男性。デスクワーク中心で、1日8時間以上座っていることが多い。
数か月前から、お尻から太ももの裏、ふくらはぎにかけての痛みやしびれを感じるようになり、特に夕方になると症状が強くなるとのことでした。
「長時間座っていると足がジンジンする」「立ち上がる時に腰から足にかけて痛みが走る」「休みの日は少し楽だが、仕事が続くと悪化する」といった状態で来院されました。
湿布やマッサージで一時的に軽減することはあっても、すぐに戻ってしまうため、「このまま悪化して歩くのもしんどくなるのでは」と不安を感じ、根本改善を目的に来院されました。
2.評価(当院の考え方)
坐骨神経痛は、腰やお尻の筋肉の緊張、骨盤のゆがみ、姿勢不良などが重なり、神経に負担がかかることで起こるケースが多いです。
本症例では、座位・立位・歩行・前後屈動作の確認を行ったところ、以下の特徴がみられました。
・骨盤の後傾と左右差
・長時間の座位によるお尻周囲の筋緊張
・腰部から臀部、太もも裏にかけての硬さ
・片側へ体重をかけるクセ
特に、お尻の深部にある梨状筋や股関節周囲の筋肉が硬くなり、坐骨神経へ負担をかけている状態がみられました。
また、骨盤のゆがみにより腰椎や股関節の動きが悪くなり、腰から足にかけて神経症状が出やすい状態になっていたと考えられました。
当院では、姿勢評価・可動域検査・筋緊張の状態・神経症状の出方を総合的に確認し、原因を多角的に分析しています。
3.施術方針:狙いは「しびれ」ではなく「神経に負担がかかる構造」
本症例では、しびれや痛みだけに対処するのではなく、神経に負担がかかる原因そのものへアプローチするため、以下の3つを軸に施術を組み立てました。
・手技による筋・筋膜調整
腰部から臀部、太もも裏にかけての筋肉の滑走を改善し、神経の通り道をスムーズにしていきます。
その場の軽さだけで終わらせず、骨盤矯正や物理療法と組み合わせることで、症状が戻りにくい身体づくりを目指します。
・骨盤矯正(神経へ負担の少ない姿勢づくり)
骨盤にゆがみや左右差があると、腰やお尻の筋肉へ負担が集中しやすくなります。
まずは骨盤の位置を整え、腰椎や股関節がスムーズに動ける状態を作ることで、坐骨神経への負担軽減を図ります。
・鍼灸・超音波ハイボルテージ(神経周囲の筋緊張緩和)
坐骨神経痛では、お尻や腰周囲の筋肉が深部まで硬くなっていることが多くあります。
鍼灸で深部の筋肉にアプローチし、神経周囲の緊張を和らげるとともに、超音波ハイボルテージで炎症や痛みの軽減、血流改善を図ります。
4.経過(変化のポイント)
これまでリラクゼーションやマッサージを受けると、一時的に楽になることはあったそうですが、数日で元に戻る状態でした。
そのため当院では、単に筋肉をほぐすだけでなく、
・骨盤の安定性を高める
・お尻や腰の深部筋へ継続的にアプローチする
・座り方や立ち方のクセを見直す
数回の施術を経て、
・座っている時の足のしびれが軽減
・立ち上がり時の痛みが減少
・仕事終わりの腰から足にかけての重だるさが軽くなった
・歩行時の違和感が少なくなった
といった変化がみられ、日常生活や仕事への支障も徐々に減ってきました。
5.考察:坐骨神経痛は「腰だけ」の問題ではない
坐骨神経痛は、単に腰が悪いだけではなく、骨盤のゆがみや姿勢不良、筋肉の緊張が積み重なって起こることが多いです。
特にデスクワークでは、長時間同じ姿勢を続けることで、お尻や腰まわりの筋肉が硬くなり、神経への圧迫が強くなります。
当院では、骨盤矯正で土台を整え、鍼灸・物理療法・手技を組み合わせることで、「神経に負担がかかりにくい身体」を作っていきます。
単に痛みやしびれを抑えるだけではなく、再発しにくい状態へ導くことが重要です。
6.まとめ
長時間の座り仕事による坐骨神経痛に対し、骨盤のゆがみ改善、筋緊張へのアプローチ、姿勢改善を組み合わせることで、症状の軽減と日常生活の改善がみられました。
今後も状態に合わせて施術を継続し、再発予防を含めたサポートを行っていきます。
※本症例報告は施術経過の一例であり、効果を保証するものではありません。
※症状には個人差があります。